中小企業サラリーマンがイクメンをするのは難しいという話
イクメンの話がテレビなどでよく話題になるようになってきました。
素晴らしい話で、世のお母さんたちもこれで少しは、孤独の育児から解放されるのかなとうれしい限りです。
ただ、このイクメンが可能なのは、大企業のサラリーマン前提のような気がします。
中小企業のサラリーマンですと、イクメンはいささか難しいでしょう。
この記事では、中小企業ながらも無理して、育児の手伝いをしようと頑張っている自分の経験から、どうして中小企業のサラリーマンはイクメンになれないのかをご紹介したいと思います。
中小企業は価値観が古い
自分が子供が産まれた時の話です。
上司に報告に行くとこんなことを言われました。
「おめでとう!これからはより一層仕事に励まなくちゃな!自分なんて息子のオムツを1回しか替えたことがないよ!がはははは」
がははははじゃないよと。
自分の感覚ではオムツ一回しか替えたことがないとか、どうかしているよというところです。
中小企業に勤務している人たちは、基本的に情報リテラシーが低い人が多数です。
世の中の動きなどに非常に鈍感で、そんな人たちが集まるからこそ、中小企業は中小企業のままであり、いつも下請け仕事に追われることになってしまうのでしょう。
当然、世の中の育児対する流れというようなものも把握できていません。
そんな人たちの中でイクメン活動をするのは、なかなかに疎外感を感じ、難しいことではあります。
中小企業は昭和から何一つ動いていないのです。
中小企業はギリギリの人数でまわしすぎ
また、中小企業は人的が余裕がないとう点でも、イクメン活動が難しいと言えます。
大企業であれば、一つの仕事に対して複数人で取り組むのは当たり前の話であり、誰かが休んでもなんとか仕事はまわるでしょう。
中小企業は基本的に一つの仕事に一人の担当者しかつけることができません。
その一人の担当者が休むと、仕事がまわらなくなるのです、
だから中小企業で働く人たちは有給取得率が低く、なかなか休むことができないのです。
有給休暇もろくに取得することができないような環境で、育児休暇などは当然とることはできません。
自分も育児休暇をとることはできませんでした。
もちろん、法的には取得可能なのでしょうが、会社の現状に忖度した結果、空気を読んでしまいました。
現在は、できるだけ定時に帰り、帰宅後に娘の世話をできるだけ行うというのが精いっぱいです。
正直、仕事は綱渡りでなんとななっているというところです。
イクメンになりたいのなら大企業に勤めるしかない
本当に育児にコミットしたいのであれば、やはり勤務すべきは大企業でしょう。
大企業でも、男の育児に対して風当たりは強い会社があるかもしれませんが、それでも中小企業よりは育児をしやすいのではないでしょうか。
もちろん出世はあきらめめることになると思います。
それでも育児に思う存分参戦できるっていうのは、結構幸せな話ですよ!