母乳が大事の恐怖。妻が悩まされた母乳ハラスメントについて。
いちいち話が飛ぶのですが、出産してから地味に悩まされたのが母乳についてです。
母乳が出ないことに自分たち夫婦は悩まされました。
いや、正確に言うと母乳が出ないことそれ自体よりも、母乳が出ないことに対しての周りからのプレッシャーについてです。
一言目には母乳どう?
我が孫、そして我が子の経済状態を心配してなのでしょうが、特に義母からは「母乳が出ていないのか」、「どうして母乳が出ないのか」、「母乳を出す努力をしているのか」、そんなプレッシャーを妻はかけ続けられていました。
「母乳はねえ。僕もミルク育ちなんでねえ」なんていう軽い擁護も時に試みましたが、ほとんど効果なく、合うたびに妻は問い詰められていたそうです。
ちょっと知り合いの自分たちの母親世代がお祝いにきてくれた際も、母乳の大切さを力説し、マッサージを受けるようアドバイスをされます。
スーパーの赤ちゃんルームにはも赤ちゃんの育て方として大きな字で「母乳が大切」と1番に書いてあります。
先日は病院の待合室で、知らない年配女性からも母乳が出ているからを突然質問されたそうです。
一体なぜそこまで母乳にこだわるの?
母乳が出ないと悩む妻
気にしないと強がっていた妻ですが、気に病んでいたように思います。
一生懸命娘に母乳を与えようとしていました。
母乳を与える努力をしすぎて、乳首が痛くなり、搾乳機を購入したりしていました。
そして搾乳機から絞り出されるわずかな母乳。
「これが精一杯や!」
笑いながら、少し悲しい顔をする妻。
なんでそこまで追い詰められなきゃならないのか。
体質的に出ない人もいる
妻は、母乳はあまり出なさそうということで、出産直後に母乳とミルクで上手に折り合いをつけて行きましょうという指導を受けました。
あまり出ないとはじめからわかっていたことなのでしょう。
「方針が決まったので後はOKですね」
看護師さんがそう話していたのは自分も覚えています。
「出ないもんは出ない」そういうもんじゃないでしょうか。
母乳ハラスメントが新米ママを追い詰める
出産直後は忙しいし、不安だし、体調は悪いし。
新しくお母さんになった女性の苦労は尋常じゃないはずです。
母乳ハラスメントをしてくる人たちは、その苦労を忘れてしまったのでしょうか。
ただでさえ悩みごとが多いタイミングで、気にしていること、それでもどうにもならないことを指摘されたらどんな気分でしょう。
母乳ハラスメントに追い詰められている世の新米ママは沢山いるはずです。
過度な母乳信仰、もうやめませんか。
辛いですよ。