お通夜やお葬式に赤ちゃんを連れていくべきか
小さな子供がいると、お通夜や告別式へ行くのも悩みますよね。
言い聞かして、懇願して、なんとか話をわかってくれる位の年齢になっているならまだしも、言葉が通じない、気分で泣きじゃくる1歳未満の赤ちゃんがいると、心底考えてしまいます。
連れていってギャン泣きしたらどうしよう。
そこでこの記事には、赤ちゃんをお葬式に連れていくべきかどうかの、答えになるかどうかはわかりませんが、僕が1歳未満の子供を連れお通夜や告別式に出た経験を書いてみたいと思います。
赤ちゃんをお葬式に連れて行ったらこうなった
残酷な真実から書きます。
普通に泣きますね。お通夜がはじまって数分は静かに数珠なんかをいじっていましたが、15分後くらいにぐずりだしてしまいました。
周囲に憐みの空気が漂っていることに耐えられなくなったこともあり、妻よりも遠い身内の自分が娘を連れてお通夜会場の外へ出ました。
もう、そこでギャン泣きスタートです。
母親と離れてしまったのがよくなかったのでしょうか。
親族控室へ駆け込み、会場の方のアドバイスに従い、テレビを見始めたところで少し落ち着きました。
やはりじっと座っているのは小さな子供には無理があるなと、先が思いやられるなと思ったものです。
ただ、翌日の告別式、出棺、繰り上げ法要は、少しぐずる程度で大騒ぎすることなく切り抜けることができたので、不思議なものです。
結論としては、お通夜は告別式に赤ちゃんを連れて行くと、運が悪かったらギャン泣きするといったところでしょうか。
葬儀場の人に赤ちゃんとお通夜について聞いてみた
娘がギャン泣きしている時に、葬儀場の人と少し話す機会がありました。
「やっぱり赤ちゃん連れてお通夜とか無理ありますかね」
「まあ、結構泣きますよね。」
「やっぱりそうですか」
「でも、こうして出てくる方も結構いらっしゃって、それで済んでいるのですから、まあなんとかなるもんですかねえ」
赤ちゃんはやっぱりかなりの確率で泣くようです。
で、会場の外へ連れ出すケースも多いと。
それでもみんな赤ちゃんをお通夜へ連れてくるし、そんなものというところなのでしょう。
赤ちゃんをお通夜へ連れて行った方が良いのか
どうせ泣いてしまうし、外へ出てしまうくらいなら、いっそ連れて行かなければ?という意見もあるかもしれません。
実際に葬儀に出た感想としては、「連れて行った方がいいんじゃない?」です。
なぜなら、お通夜や告別式にはたくさんの親戚が集まるからです。
中には一度もあったことがない親戚や、ひどく久方ぶりの親戚いたりします。
そんな人たちに我が子をお披露目する機会なんて、そうそうないのではないでしょうか。
不謹慎な言い方かもしれませんが、お通夜というみんなが集まる機会に、我が子をプレゼンするのです。
泣きじゃくる?もしそうなったら、会場の外へ出れば良いだけなのです。
数珠を触らせると少し気がまぎれたりしますしね。
さいごに
お通夜や告別式に赤ちゃんを連れて行くのって、そこそこハードルが高いのは事実です。
経験してみて、そのしんどさもわかりました。
でも、なんとかなるものだし、世間も昔よりも寛容です。
憶することなく、小さな我が子と個人を偲ぶのも良いのではないでしょうか。