産後鬱から妻を救うために夫ができること。
娘も産まれて5ヶ月が経過しました。
離乳食もはじまり、首もすっかり座っています。
寝返りができていないことを妻は気にかけていますが、健康そうな顔をしているので、それだけで良いかなと自分は考えています。
娘もようやく人間ぽくなってきて、私たち夫婦も生活というものを取り戻しつつあるような気がします。
嵐の前の静けさかもしれないのだけれど・・・。
泣く以外で感情を見せるようなことがなかった新生児の頃から比べれば、今の生活は天国とさえ言えます。
夜泣きが少なかったほうだとは思いますが、やっぱり娘が新生児の頃の生活はしんどいの一言でした。
普段、あっけらかんとしているタイプの妻も、珍しく死んだ魚の眼をしていたことを思い出します。
「これが悪化していくと、産後鬱の入り口が見えてくるんだろうな」と心配をしていました。
そして「何とか乗り超えないといけないな」と強く決意したのです。
この記事では、出産直後の妻を産後鬱にならないように気をつけたことを紹介したいと思います。
自分のことは自分でやる
産後すぐ、妻の身体はボロボロでした。
そこに娘のギャン泣きが追い打ちをかけて、精神も疲弊しています。
本人の意思とは無関係に、家のことなどできない状態でしょう。
食事は1食用意されていれば良い方で、家に帰ってから何も食べるものがないということもありました。
最初はイラッとして、妻へも負の感情をぶつけそうになったこともあります。
それが妻を追い詰めるとも知らずに。
家の中もギスギスしてきます。
ただ、自分の食事は自分で用意する、調達するのが当たり前と思うようになると、雰囲気は一変します。
淀んでいた空気はカラッとしたものになります。
自分の気持も楽になります。
夜は弁当を買ってきたり、朝は適当に納豆ご飯を食べたり。
独身時代のように適当に済ませます。
身体に悪い?
たかだか数ヶ月、長くても数年の話しです。
どこかで挽回できるはずです。
妻が産後うつになるよりは遥かにマシな話しです。
もちろん、妻のために食事を作ってあげたりできるのがベストです。
ただ、それなりに仕事をしていると、自分にもそこまで余裕はありません。
ですから、最低限自分のことは自分でやるということを意識しました。
便利グッズは率先して購入するようにする
育児を楽にしてくれるアイテムが世の中には沢山あります。
産後間もないころ、妻はミルクを与えるために夜中に起きて、お湯を沸かし、適温に覚ましてミルクを作るという作業をしていました。
起きてミルクを与えるまでに20分程度かけていたでしょうか。
20分かけてミルクを作り、20分かけて飲ませて、20分抱っこして寝かせて、2時間後にまた同じ作業がスタートです。
これは死ねる。見ていてそう感じました。
次の日の外回り中、西松屋に駆け込みました。
ミルクのコーナーには、沢山の便利グッズが置いてあります。
その中で最も便利そうで、Amazonでも高評価だったミルク作りに役に断つ保温アイテム「調乳じょーず」を購入しました。
お湯を沸かして、適温に冷ますという作業がなくなり、ミルクを与えるまでの時間は5分程度まで短縮することができました。
育児初期において、かなり大きな出来事だったと思います。
その後も哺乳瓶の消毒アイテムを購入したり、いかに楽に育児ができるかを追い求めました。
苦労してこそなんぼという刷り込みが母親にはあります。
ですから、楽をさせるのは夫の仕事ではないでしょうか。
育児ノイローゼにはさせないという気構え
産後うつだとか、育児ノイローゼだとか、放置すると結構厄介で、悲しい事件に繋がることさえあります。
自分のことを自分でやったり、便利グッズを買ったり、何でもよいのですが独りで育児をしている気分ということが大切なような気がします。
生後5ヶ月の今は落ち着いていますが、今後またハードな時期が訪れることがあるでしょう。
決して独りで育児をしている気分にはさせないよう、しっかりと当事者として参加をするようにしていきたいと思います。